今日は中型魚テストの日。
10分間でイナダを三枚に下ろし皮引きまでを行う。
頭とはらわたを取った状態からスタートするので10分あれば
楽勝のような気がするが、やってみるとギリギリだ。
テストは2回行い点数の良いほうが採用される。
私はイナダは今まで家でも捌いてきたので甘く見ていたが
いざ各項目をクリアするとなるとかなり手こずっている。
中骨に身を残してはいけないのはもちろんなのだが、
攻めすぎると背びれの骨と中骨の間に包丁が入って切れてしまう。
これが減点ポイントの一つになっているので、思い切って攻め込めない。
テスト1回目。
3枚おろしまではそこそこ。素晴らしいとは言えないが減点は無さそうだ。
身を背と腹に分け皮引きを行う。ここで腹身の1枚で皮が途中で切れてしまった。
腹身の皮引きも難関ポイントの一つで用心していたのに時間を気にして
慌ててしまった。腹身の皮引きは失敗するとリカバーが難しいのだが
何とかこなすと時間ギリギリ。見直す暇も無く包丁とまな板を掃除して
何とか終了。
結果は「95点」。「ガンバラの骨が残ってます。」
あばら骨をすき取るときに身を削らないようにギリギリを攻めた結果
一部のほねが残ってしまった。皮引きを失敗したため見直す暇も無かったが
ガンバラ処理をした時に完璧に決まったと錯覚して油断してしまった。
テスト2回目。
ほぼ問題なく終了。途中トラブルも無かったので時間も多少残った。
結果はまたしても95点。ほんの僅かに血合い骨が残っていた。
骨のチェックはしたつもりだったのに見落としてしまっていた。
情けない気持ちで一杯である。言い訳がましいが近視で老眼の眼に
足を引っ張られたと感じる事がしばしば有る。
但し骨のチェックは手でも行うので言い訳無用ではある。
昼食後は今日も握りテストの最後の練習。
本テストは月曜だ。
今日のテストでまたしくじってしまって、気持ちは盛り上がらない。
疲れた。