さて、二日に渡って飲食人大学と東京すしアカデミーを見学して来た。
どちらにするか決めなければならない。
寿司職人になるという道を、そして海外へ出るという道を進む事を
諦めるという事は今更考えられない。目先の金銭収支だけを見れば
圧倒的にマイナスだ。二十年以上勤めてきた現在の勤め先から
得られるそれなりの収入を失うだけでなく、将来得られる年金にも
影響が及ぶ事になる。このまま定年まで大人しく勤め上げれば
そこそこ好きな事をしながら、残りの人生を送ることが出来るだろう。
悪くはない...か?
しかし、何か物足らないような、しっくりこない。
「残りの人生」という言葉も気に食わない。「もう私、消化ゲームに入ってます」みたいな。
残りの人生の様子が想像できるのがつまらない。
逆説的だが、将来が見えないから面白いって事もあるんじゃないか?
失敗するかもしれないからこそ、面白い。
私のいまの目標は、寿司職人になって海外へ移住することである。
海外で生活する中で、また新しい体験をしてみたい。
失敗したって、その先もまたお楽しみだ!
海外へ脱出する事を目標とすれば、東京すしアカデミーを選択すべきだと思った。
見学して三日後、入学金と授業料を入金した。