私の住んでいる近くに(と言っても車で30分以上かかるが)
豊橋魚市場がある。一般人の私はセリに参加は出来ないが、
市場の中に小売りを行う店舗も何軒か入っていて、時々買いに行く。
大小様々な魚が並んでいて見ているだけでも楽しい。値段は必ずしも
安いとは限らないし、品質もまちまちなので雰囲気に惑わされない
目利きが問われる。すると普段お目にかかれない魚やお値打ち品を
見つけられることもある。

その日も仕事が休みの土曜日で、浜松に住んでいる娘が戻って来ていたので
魚を買いに行こうという事になった。

一回りまわってみるが、あまりパッとしない。そこそこの大きさのシロサバフグが
六匹で1,380円と、ちょっと小さめのアカザエビが30匹くらいで千何百円(忘れた)というのが
気になったところだ。家内が「フグとアカザエビじゃない?」と言う。
(さすがです)

その晩は娘の誕生日会の料理の一品としてパエリアを作ろうと思っていたので、
アカザエビはうってつけだと思ったのだが、小さいのと数が多いのとでパエリア
に入れると食べにくいので、パエリアを蒸らしている間に塩茹でしたのを
3人で黙々と食べた。文句無し。

サバフグちゃんは翌日鍋にしてたべた。すっかり涼しくなったし。
むき身にして測ると、一匹で250g前後あった。六匹で1.5キロという訳で、
100グラム当たり92円と今時破格だ。
サバフグは全身無毒なので気楽にさばける。大きなしっかりした肝が入っていたので
甘辛に煮た。しかしさすがにフグの肝、家族に食べさせるのは心配になって自分一人で
先に一匹分食べた。悪くは無いがさすがにカワハギには遠く及ばなかった。
身の方もフグはフグだが風味が薄い。ダシも弱い。悪くは無いし、そもそも
トラフグと比べるほうが悪い。空揚げや一夜干しは良いかも。

話が完全に脱線してしまったが、魚を買って市場を出ると表通りの向かいに
包丁屋さんを見つけた。


投稿者

mojo

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