豊橋魚市場に魚を買いに行って見つけた包丁店。
魚市場には何度も行っているが全く気付かなかった。
まあ何か有るなぁーとは思っていた。
しかし今や包丁問題は私にとっては喫緊の課題、となれば
今まで見えていなかった店が突然現れる。

包丁や鍋などがあふれかえる、こじんまりとした店舗に入って行くと
奥におばさん、いや女性が座っていた。薄刃包丁を探していると伝えると
七千円と一万七千円の包丁を見せてくれた。

何が違うか全然分からん。
「全然違いますよ」と。鋼のグレードが違うらしい。
包丁の相場は全く分からないが、もっと高いのもあるそうだ。
「最近は包丁の値段も高くなりました。」
そらそうでしょう、何だって高くなってる。私の給料以外大体全て。

それについ先日もニュースでチープジャパンに押し寄せる外国人観光客が、
東京の調理器具街で興奮しながら包丁を買っているのをやっていた。
彼らにしてみれば激安なんでしょうが、こうやって金持ち外国人が
ポンと気前よく買っていくと、ただでさえ上がっていた物価が
更に上がってしまうのではないだろうか?

情けない話だ。本当にGDP世界第三位なのかなぁー。
まあ、二位の時から実感なかったけどね。政治の責任は大きい。
だが結局それは、われわれ国民の責任だ。
私が海外に脱出したい理由の一つがこれだ。
まあ金があれば幸せになれるという訳でも無いですが。

あぁそうそう、包丁です。
包丁屋さんなので、包丁研ぎもやってくれるらしい。
私の出刃はステンレス製でないので、かなり錆が出ているのが気になっていた。
また、硬い骨を叩き切った時に出来た刃こぼれも有る。

自分の出刃包丁を持って来て研いでもらう事にした。研ぎ代が二千円との事。
更に二十数年ほったらかし状態の我が出刃は柄が汚れ、口金が浮いていた。
「これじゃ教室で恥ずかしいですよ」と言われた。七百円で交換してくれるという。
それだったら自分でホームセンターで柄を買ってきて交換するよりずっといい。
まとめてお願いした。

一週間後に取りに来る事にした。