本日はまずタイを捌いた。タイを授業で扱うのは初めてだが、
個人的には何度も捌いてきているのでちょっと余裕だ。
ただ、何かプロのテクニックを学べることが出来るか楽しみだ。
タイは骨の堅い魚なので、今迄あばら骨を切る際などちょっと苦労
してきたが、案の定それに対するやり方など幾つか参考になる
テクニックを学ぶことが出来た。
三枚に下ろした身をを使って、湯霜造りや幽庵焼き等何品か作った。
恐らく1㎏を超えるそこそこの大きさの養殖のタイだったが凄い脂だ。
最近の養殖魚はかなり天然物に近づいて来たなどと
聞いたような気もするが、いやいや別物だ。
うちでは養殖魚は基本買わないので、今迄授業で何度か使った
ハマチにも驚いたが、実態としてはこういったものが世の中では
受けているという事だろう。
別にそれはそれで良いと思う。
昼食後に寿司の盛り込みの練習を行う。
お持ち帰り寿司で使われるような黒、赤、ゴールドのスチロール製の
トレイに握り14貫と軍艦2貫、かっぱ巻きと鉄火巻きを作り
見本を見ながら並べていく。
それ程難しい作業には思えなかったが、スペース的に余裕が無いので
はじめに置く寿司の位置を間違えると、すしが全部収まらなくなってしまう。
それと軍艦にはトビッコを乗せるのだが、これが一粒でもトレイにこぼれていたり
他のすしに付いていたりすると減点されることになる。
「トビッコ一粒位こぼれていてもなんか問題あるのか?日本的だなぁ。」
などと思いながら作って先生に出来栄えをに見てもらうと、
先生は一目見て「トビッコ!」と言う。
見ると玉子の握りの海苔バンドに一粒付いていた。
さすが先生!