3度目の受験勉強では思っていた通り、自分の成長を実感としてあまり感じる事が出来なかった。1回目から2回目への時と同じ伸びしろを期待するのは無理としても、成果が勉強時間と比例していない。自分の能力の限界に到達してしまっているのか、目から入った情報が耳から流れ出てしまっているんじゃないかと思ってしまう。それで前回触れた、加齢やメンタルの事まで気にするようになってしまった。とはいえ今更新しいことをやろうとは思わない。計算上は、あと一問出来ればいい訳だから、今までのやり方で上積みを図るのが良いだろうと思う。
そして9月に入った頃、市販の模試をトライしてみると安定して合格点を上回る事が出来るようになっていた。とはいえ科目ごとの足切りもあるし、目標としていた「選択問題だけで合格点を取る」という状態にはなっていなかった。結局のところ自信を持って試験に臨むという態勢を整える事は出来なかった。
あっという間に11月が来た。歳を取ると時間が経つのが早いというが、近年本当にそう思う。