東京すしアカデミーの授業を受けるにあたって、包丁は自分で
用意する必要がある。必要とされるのは、当然出刃包丁と刺身包丁
そして薄刃包丁の三本だ。薄刃包丁というのはピンと来なかったが
野菜を切る包丁だ。大根のかつら剥きをする包丁と言われて「あれか」と思った。
自分で持っている人はそれで受講できるし、持っていない人は
東京すしアカデミーで販売もしている。ケースや砥石も含めてセットで
¥8,600円と聞いてちょっとビックリした。しかし考えてみれば、
それ位のクオリティーの物が必要だという事であり、卒業後はそれが
商売道具になるものだ。東京すしアカデミーならば間違いのないものを
用意しているのであろう。
私と言えば結婚して間もなく妻が、出刃包丁と刺身包丁を買ってくれた。
もう二十数年前の事なので、どこでいくらで買ったのかも覚えていない。
「関孫六」と刻んである。入学窓口のGさんに聞いてみると自分の包丁で参加して
不具合があれば、その場で購入する事も出来るとの事だった。
しかし、薄刃包丁というのは持っていない。
ちょっと調べてみると、一口に包丁と言っても材質や製法など非常に多岐に渡り、
それに応じて値段もまちまちだ。益々訳が分からなくなってしまった。