4年前に勤め先の会社が、突然業績不振に陥ってリストラが始まり、倒産も無くはないのではないか?という状態に陥ってしまいました。 以来、色々と将来について模索してきました。人生の半分を過ぎた1965年生まれの私にとっての将来とは、当初は輝く未来ではなく、これからどうやって残りの人生を生きていくかという消極的なものでした。
まず考えたのが、資格を取るという事でした。
2020年のゴールデンウイーク中に突然、行政書士の受験テキストを購入し、「その資格でどんな事が出来るのか?」「その資格で生活出来るのか?」良く分からないまま勉強を始めました。昔から、思い立つと冷静さを失い、突き進んでしまうところは、この歳になっても変りません。年に一回しかない試験の半年前でした。
久し振りの受験勉強は...
十数年振りの勉強に悪戦苦闘し、「出題に恵まれれば受かるかな?」と受験したものの不合格。「まあ、さすがに半年で合格は無いよね。」ということで、とにかくもう一年、朝5時に起き、夜は12時まで、会社でも昼休みは勉強。「まあ、今年は何とかなるでしょう」と迎えた二度目の受験。結果は合格点の180点に1問足らず、まさかの176点。
もちろん笑う余裕は全く無く、ネットで結果発表を見た途端、妻に「ごめんね」と言ってそのまま布団に入るのがやっとのことでした。